トランクルームにはさまざまな広さのものがありますが、「どれくらい収納できるのかイメージできない」「どの広さを選べば良いのかわからない」という人も多いでしょう。この記事では、トランクルームの広さ別に収納量の目安を解説します。選び方のポイントや収納のコツも紹介するので、トランクルームの利用を検討している人はぜひ参考にしてください。

トランクルームの広さ表示は「帖」が一般的

トランクルームの広さは「帖(畳)」で表示されるのが一般的です。0.5帖、1帖、2帖、5帖、8帖など大小さまざまな広さがあり、用途に合わせて選べます。1帖はおよそ畳1枚分なので、1.62平方メートルです。平方メートルを帖に換算する場合は、1平方メートル=約0.6帖になります。ただし、トランクルームの荷物収納量には、広さだけでなく高さも関係します。トランクルームの広さをつかむためには、床面積×高さでイメージをすると良いでしょう。

なお、トランクルームによって異なるものの、高さは2メートル前後であることが多いです。背の高い家具や、釣り竿などの長いものを収納したい場合は、あらかじめトランクルームの高さもチェックしておきましょう。

それぞれの広さの目安

広さの表示から「どれほどの荷物を収納できるか」を想像するのは難しいものです。ここでは具体例を挙げながら、トランクルームの広さ別に収納量の目安を紹介します。

1~1.5帖の部屋

1帖とは、一般的な一戸建てのトイレと同じくらいの広さです。1~1.5帖のトランクルームの場合、大きな家具や家電は入りませんが、扇風機やヒーターなどの小型家電や折りたたみテーブルなどが収納できます。キャンプグッズやスノーボードなどのアウトドア用品、ゴルフバッグ、楽器といった趣味のものを収納するのも良いでしょう。一人暮らしの人であれば、大型の家具や家電を除いた荷物はおおむね収まります。

そのほか、オフシーズンに家族の衣類や布団を保管する、ひな人形や五月人形といった季節用品を収納するなど、クローゼット感覚で使うのもおすすめです。

5Dタイプ 約1.5帖

2~3帖の部屋

2~3帖のトランクルームなら、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電も収納可能です。2~3帖といえば、ウォークインクローゼットによくある広さです。タンスや本棚といった大きな家具のほか、自転車やバイクも収納できます。家族それぞれのものをたくさん収納したい場合や、オフィスに入りきらない荷物を置きたい場合にもおすすめです。収納棚を入れて、こまごまとしたものを収納するのも良いでしょう。

4Dタイプ 約2帖

4~5帖の部屋

4帖の広さは、2トントラックと同じくらいです。4~5帖のトランクルームであれば、2~3人家族の家財道具が収納できる程度の広さがあります。引っ越しやリフォームの際に、荷物を一時保管するのにも便利です。バイクを複数台置きたい場合や、大型の仕事用品を収納したい場合にも使えます。

2Dタイプ 約4帖

トランクルーム選びのポイント

いざトランクルームを探そうとしたとき、どんな基準で広さを選べば良いのか悩んでしまう人は多いでしょう。せっかく契約しても、収納したい荷物が入りきらなかったり、スペースが余ってしまったりするのは残念です。ここでは、荷物の量に合うトランクルームを選ぶために、知っておきたいポイントを紹介します。

必要な広さをできるだけ正確に把握する

まずはトランクルームにどれくらいの広さが必要か、できるだけ正確に把握しましょう。トランクルームには高さがあるので、面積だけでなく高さも含めた「空間」でイメージするのが大切です。とはいえ、空間でイメージするというのはなかなか難しいもの。ここでおすすめなのが、身近なものに置き換えてイメージする方法です。例えば、一般的な家庭のトイレは1帖ほどの広さなので、トイレの中に入って「どの程度の荷物が入るか」を想像してみましょう。

また、トランクルームに保管する予定の荷物の「縦×横」を測って面積を計算するのも良い方法です。保管したい荷物の面積をすべて足したあと、1帖の面積である「1.62平方メートル」で割れば、おおよその必要な帖数がわかります。なお、荷物は積み重ねられるので、計算に入れるのは床に置く荷物だけです。ほかの荷物の上に重ねて置くものは、計算から除いてください。

こうして面積の計算をしたら、必要な面積よりもやや広いトランクルームを選ぶと失敗を防げます。トランクルームによってサイズは異なるので、事前にチェックしておくと安心です。

実際に見学する

多くのトランクルームでは、申し込む前に見学できるようになっています。預ける予定の荷物がきちんと入るか心配な場合は、実際に見学するのがおすすめです。トランクルームの大きさや広さはもちろん、出し入れしやすいかどうか、屋外タイプなら車の横付けができるかなど、使い勝手を確認できます。事前に見学しておけば、どのように利用するか、どの程度の荷物が入るかなどのイメージが湧きやすいでしょう。

また、事前に見学することで実際の広さを確認できるため、荷物に適したサイズを選びやすくなります。トランクルームの広さは、数字を見ただけではなかなかイメージしにくいものです。見学時に「想定よりも小さいサイズで収まりそう」とわかれば、料金が節約できる可能性もあります。

スタッフに相談する

トランクルームの広さで悩んだら、スタッフに相談するのも良い方法です。「どのサイズを選べば良いかわからない」という場合でも、スタッフが用途や荷物の種類などをもとに、ぴったりのサイズをアドバイスしてくれます。ドッとあーるコンテナのスタッフは、ほとんどが「整理収納アドバイザー」の資格を持つ収納のプロです。電話やメールで問い合せれば、利用する目的や要望をヒアリングしたうえ、荷物の種類や量に合わせて最適な広さの部屋を提案してくれます。

部屋の広さ以外にも、温度や湿気対策、収納のコツなど、悩みがあればスタッフに相談してみるのがおすすめです。トランクルームを早急に借りる必要がある場合、すべてを自分で調べたり考えたりしていては契約までに時間も労力もかかります。そんなときは収納のプロに力を借りて、効率よく準備を進めましょう。

トランクルームの広さを有効活用するコツ

何も考えずに荷物を詰め込むだけでは、トランクルームの空間を有効活用できません。空間を無駄なく使いつつ、どこに何を入れたのかが一目でわかるよう収納するのがポイントです。

まず押さえておきたいのが、トランクルームの「縦のスペース」をうまく使うこと。トランクルームには高さがあるため、ラックや棚などを活用して、縦のスペースを生かすのがおすすめです。突っ張り棒やフックなどを取り入れて、壁を使った収納をするのも良いでしょう。また、段ボールや収納ケースなどの箱は、サイズを揃えると余分なスペースを取りません。重い箱は下に、軽い箱は上に積むようにすると、取り出すときもスムーズです。さらに、荷物を小さくまとめるのも大切なポイント。衣類や布団などかさばるものは圧縮袋を使い、コンパクトにまとめましょう。そのほか、スーツケースの中に衣類や小物を詰めるのもスペースを無駄にしない良いアイディアです。

取り出すときのために、どこに何を入れたのかがわかるようにしておくのも大切です。収納する場所を大まかに決めておいたりラベリングしておいたりすると、取り出したいものが見つからずにイライラするのを防げます。

最適な広さのトランクルームを選んで快適に荷物を保管しよう

トランクルームにはさまざまな広さのものがあるため、収納する荷物の量に合ったサイズを選ぶのが大切です。初めて利用する際はサイズ選びに迷うかもしれませんが、そんなときは気軽に見学してみましょう。ドッとあーるコンテナなら事前に見学ができるうえ、収納のプロであるスタッフに相談もできるため、最適なサイズ選びができるはずです。ぴったり合う広さのトランクルームを選んで、快適に荷物を保管しましょう。