トランクルームを選ぶ際、多くの人はセキュリティ面の良し悪しが気になるでしょう。
安心して荷物を預けたい人にとって、セキュリティ設備の充実度は重要な判断基準になります。
盗難などのリスクに対する考えや取り組みは、トランクルーム業者や屋外、屋内の種類によってさまざまです。そこで今回は、一般的なセキュリティの内容を紹介し、トランクルームを選択する際のポイントなども解説します。

トランクルームの防犯対策はなぜ重要?

安心してトランクルームに荷物を預けるためには、セキュリティ面のチェックは必須です。
まずは、契約前にセキュリティ対策を確認する重要性を解説します。

トランクルームの防犯対策を確認すべき理由

トランクルームは、自宅やオフィスで収納しきれない荷物を預けられる便利なサービスです。
家具・家電、書類、アウトドア用品、衣類、高価な品や仕事道具など、さまざまな用途で活用されています。
大切な荷物をトランクルームに預ける以上、盗難や破損といったトラブルを未然に防ぐ対策は欠かせません。安心して利用するためにも、万全なセキュリティ体制が整ったトランクルームを選ぶことが大切です。

トランクルームを狙った盗難の実態

近年、トランクルームを狙った盗難被害が報告されており、鍵を破壊して侵入されたり、施設全体が無人であることを悪用されるケースが増えています。
特に屋外型トランクルームは、道路沿いや人目につきにくい場所に設置されていることが多く、外部からのアクセスが容易な点が盗難リスクを高める要因となっています。
また、防犯カメラが設置されていない、あるいは死角が多いことも被害につながるケースがあります。大切な荷物を守るためには、利用者側もこうしたリスクを十分に理解し、監視カメラや施錠方法、夜間の周囲の明るさや人通りなど防犯環境を確認したうえで、安心して利用できるトランクルームを選ぶことが重要です。

見落としがちなリスクに注意

防犯対策が不十分なトランクルームを利用することは、預けた荷物が盗難や破損の被害を受ける直接的なリスクを高めるだけでなく、常に心理的な不安を抱える原因にもなります。

たとえば、防犯カメラが設置されていなかったり、施錠設備が古く不十分だったりするトランクルームでは、盗難やいたずらといった被害に遭うリスクが高まります。こうした不安要素があると、大切な荷物を安心して預けることはできません。
さらに、万が一盗難や火災が発生した際、トランクルーム業者による補償制度が整備されていなければ、自費で損害を負担することになり、大きな損失につながる可能性があります。

このようなリスクを避けるためにも、契約前に監視カメラの有無、施錠設備、補償制度の内容など、セキュリティ体制が整っているかを十分に確認することも重要です。

一般的なトランクルームのセキュリティ対策

トランクルームは屋外型と屋内型の2種類に大きく分けられ、両者のセキュリティ設備には違いがあります。それぞれの特徴を具体的に紹介するので、最初にチェックしておきましょう。

屋外型トランクルーム

屋外型トランクルームのセキュリティ対策の基本は、コンテナ扉と強固な鍵による施錠です。
契約者以外が簡単に開けられないよう、頑丈な南京錠や補助鍵を使用するのが一般的です。
また、不審者の侵入を防ぐため、スタッフが敷地内を定期巡回し異常の有無を確認しています。
さらに敷地入口や通路、各コンテナ付近には監視カメラを設置し、24時間体制で監視する施設も増えています。
屋外型は外部からアクセスしやすい立地にあることが多いため、複数の防犯対策を組み合わせ、盗難リスクを低減する工夫がされており、大切な家具・家電、アウトドア用品、仕事道具、バイクなどの荷物を守れる保管環境が整っています。

屋内型トランクルーム

屋内型トランクルームのセキュリティ対策の基本は、建物出入口と各部屋の施錠管理です。
カードキーや暗証番号に加え、顔認証や指紋認証システムを採用し、契約者以外の侵入を防いでいます。さらに、建物出入口にはスタッフが常駐し、来訪者の確認や巡回による安全確認を行い、不審者の侵入を抑止しています。
監視カメラも出入口、廊下、保管エリアなど複数箇所に設置されており、24時間体制で監視が行われることで防犯性をさらに強化しています。
加えて、警備会社との連携により、異常発生時には迅速な対応が可能となり、トラブルの心配が軽減されます。衣類、書類、貴重品、趣味の道具などを安心して預けられる収納環境が整っています。

>>預ける荷物の特徴を理解して収納しよう!

トランクルームによってセキュリティレベルは異なる

屋外型と屋内型のどちらを選んでも、セキュリティ対策が行われていることを期待できます。
ただし、あくまでも上記は一般的な例にすぎず、自分が利用するトランクルームも該当するとは限りません。実際に導入されているセキュリティ設備は、トランクルーム業者や店舗ごとに違いが大きいことを理解しておきましょう。
たとえば、監視カメラを重視してたくさん設置している店舗もあれば、1台も設置せずに他の手段を優先している店舗もあります。

防犯の技術は日々進化しているため、トランクルームを作った時期によってセキュリティレベルに差が見られる場合もあります。
また、土地の広さによって、セキュリティ設備の規模が制限されるケースなどもあるので注意しましょう。

セキュリティ重視でトランクルームを選ぶポイント

セキュリティ対策がしっかり行われているトランクルームを選ぶことで、盗難や損害のリスクを大きく下げられるでしょう。ここからは、トランクルーム選びの際に押さえておきたい防犯チェックポイント4点を紹介します。

監視カメラやスタッフの巡回がある

トランクルームのセキュリティ対策として、監視カメラの設置は非常に重要なポイントです。
監視カメラがあることで防犯意識やセキュリティの高さが外部に伝わり、悪意のある人物に対して強い抑止力となります。実際に被害が発生した場合でも、録画映像が証拠となり、トラブル解決に役立つなど、セキュリティ面で大きなメリットがあります。

また、スタッフによる定期的な巡回もセキュリティ強化に効果的です。
人の目に入る環境では、不審者が見つかるリスクが高いため、犯罪を未然に防ぎやすくなります。

しかし業者によっては、監視カメラも巡回も行われていない店舗もあり、セキュリティレベルが低下してしまいます。そのような場合、盗難や損害のリスクが高まるため注意が必要です。
セキュリティ体制の整ったトランクルーム業者を選ぶことが、安全に荷物を預けるうえで非常に重要です。

鍵の種類と安全性の違い

トランクルームの安全性を高めるうえで、鍵の種類は非常に重要な要素です。
一般的なシリンダー錠は操作が簡単で広く使われていますが、ピッキングや破壊といったリスクがあります。そのため、最近ではセキュリティ性能の高い電子錠やカードキーが増えてきました。
これらは暗証番号や専用カードで施錠・解錠を行うため、鍵の紛失や不正利用のリスクを大きく軽減できます。特に屋内型トランクルームでは、複数の利用者が出入りするため、このような高度な鍵が標準装備されているケースも多いです。
さらに、南京錠などの補助鍵を併用することで二重の防犯対策となり、より高い防犯効果が期待できます。
契約時には鍵の仕様や交換の可否をトランクルーム業者に確認しておくと安心です。

夜でも明るく人通りのある立地

トランクルームを選ぶ際には、日中だけでなく夜間の防犯環境にも注意しましょう。
夜間になると周囲が暗くなり、人目につきにくくなることで、防犯面のリスクが高まる傾向があります。そのため、夜間も敷地内がしっかりと明るく保たれているかどうかは、大きなチェックポイントになります。場内に複数の照明を設置し、死角を減らすことで不審者の侵入を防ぎやすくなります。
また、夜間でも一定の人通りがある立地であれば、第三者の目に触れやすくなるため、それ自体が防犯対策として機能します。
さらに、近隣に住宅や店舗があるエリアであれば、夜間でも周囲に誰かがいる可能性が高く、万が一の際も早期発見につながる可能性があります。このような視点で夜間の環境も確認しておきましょう。

万が一のときの補償がある

盗難や火災を未然に防げることが理想ですが、被害が起こったケースを想定しておくことも大切です。万が一の事態に備え、それらをカバーできる補償があるトランクルーム業者を選びましょう。
また、保険が充実している場合でも、自動的に付帯されるとは限りません。
標準料金に含まれておらず、別途料金を請求されるケースもあります。補償は1部屋かつ1事故あたり最高50万~100万円というパターンが多いものの、具体的な内容や範囲はトランクルームによってさまざまです。保険自体が存在しないトランクルームもあるので、いずれにせよ補償に関して契約前に詳しく確認しておく必要があります。

>>セキュリティ面以外にも事前に確認すべきポイントをご紹介!

自分でできるトランクルームのセキュリティ対策

トランクルームにおける盗難を防ぎたいなら、自分で防犯対策を行うことも大事です。
以下に、自分で実施できる方法を3つ紹介します。

物は詰め込み過ぎず、余裕のある収納を

せっかくトランクルームを借りるなら、できるだけ多くの荷物を収納したいと考える人も多いでしょう。しかし、物を詰め込みすぎると、どこに何を保管しているのか把握しづらくなり、管理が雑になってしまいます。その結果、万が一盗難などのトラブルが発生しても、すぐに異変に気づけない恐れがあります。
盗難をいち早く察知するためには、収納スペースに適度な余裕を持たせることが大切です。
トランクルームのサイズ選びは、現在の荷物量だけでなく、今後の増減も考慮して余裕のある広さを選びましょう。
安心して利用するためにも、「詰め込みすぎない」ことが収納管理のポイントです。

定期的にトランクルームの中や周辺を確認しよう!

万が一盗難に遭ってしまった場合、被害を最小限に抑えるためには「早期発見」が何よりも重要です。そのためには、荷物の定期的な確認と整理整頓を欠かさず行いましょう。
確認の間隔が長くなると、異変に気づくまで時間がかかり、対応が遅れてしまう恐れがあります。

また、利用者が定期的に出入りしている様子があるだけで、周囲への防犯アピールとなり、盗難の抑止力にもつながります。さらに注意したいのが、トランクルーム周辺の環境変化です。
たとえば、近くのコンビニが閉店して夜間の明るさや人通りが減ると、防犯面のリスクが高まることもあります。
このような変化に気づいたら、より安全性の高い施設への乗り換えを検討するのもひとつの手です。
安心して利用し続けるためには、トランクルームの「中」だけでなく、「周辺の様子」にも目を向けることが大切です。

保険契約でさらなる万全を

セキュリティ対策や保険制度の充実は、信頼できるトランクルームを選ぶうえでの大きな判断材料になります。
公式ホームページにこれらの情報が明記されていれば、防犯や万が一の備えに力を入れている証拠です。逆に記載がなければ、十分な体制が整っていない可能性もあるため注意が必要です。
特に、セキュリティにはコストがかかるため、地域密着型のトランクルーム業者では、監視体制や補償内容が大手トランクルーム業者ほど手厚くないケースもあります。
価格だけで判断せず、セキュリティ対策や保険制度に目を向け大切な荷物を安全に収納しましょう。

ドッとあーるコンテナがおすすめな理由

ドッとあ〜るコンテナは、東京や福岡、愛知を中心として多くのエリアに展開しており、総数は2万3000室以上にも及びます。

屋外型トランクルームの施錠に使われるのは、専用の南京錠です。
持参する必要はなく、高い防犯性を誇る南京錠を運営会社が提供しています。
店舗によっては監視カメラが設置されており、さらにセキュリティ対策が強化されています。

屋内型トランクルームの場合は、建物自体のオートロックが採用されている店舗もあり、より高いセキュリティが確保されています。入退室の記録が残るシステムや、共用部に監視カメラを設置している場合もあるため、安心して荷物を預けられます。

当社では、WEB申し込みで簡単に契約手続きが進められ、最短の場合は契約当日からでも利用が可能です。長期利用者も使い続けやすく、賃料が6カ月間半額になるお得なキャンペーンなども用意されています。なお、月額500円で盗難補償の保険に加入する仕組みになっています。見学や内覧を無料で行えるので、契約前にセキュリティ設備を実際にチェックできる点も魅力です。

トランクルームは利用前にセキュリティについて確認しておこう

今回は、トランクルームのセキュリティについて紹介しました。
実際にトランクルームの利用を検討される際は、トランクルームが設置されている周辺環境やセキュリティ対策の特徴、保証制度などをしっかりと確認することが大切です。
ドッとあ〜るコンテナで検討されている方は、契約前に無料で内覧できます。
内覧を通して確かめることで、より安心してご利用いただけるはずです。ぜひお気軽に足を運んでみてください。