自宅にバイクを停める場所がなく、月極駐車場を探している人もいることでしょう。ただし、月極駐車場とひと口に言っても、複数の種類がありメリットも異なります。本記事では、月極のバイク駐車場を探している人に向けて、駐車場の種類や探し方、探す際のポイントについて解説します。最後までお読みいただければ、自分に最適な選択肢が見つかるはずです。

バイク駐車場の種類

バイク駐車場には、主に4つの種類があります。それぞれの特徴について順番に解説します。

屋外型バイク駐車場

屋外型バイク駐車場とは、文字通り屋外に設置されている駐車場のことです。街中の小さな空きスペースや車用の駐車場の一角に併設されているケースが多く、地面に線やポールで区切ってあるタイプが一般的です。メリットは料金の安さで、4種類の中でももっとも賃料を抑えられます。ただし、屋根や壁はない簡易的なつくりであるため、雨風よけのバイクカバーが必須です。また、誰でも出入りできる場所であり、かつバイクもむき出し状態であるため、盗難やいたずらのリスクも高いでしょう。雨ざらしによる痛みや錆びなど、バイクが劣化しやすいのも難点です。

屋内型バイク駐車場

屋内型バイク駐車場とは、屋内に設置されている駐車場のことです。マンションの地下にある車の駐車場に併設されているタイプが一般的です。基本的にマンションの入居者のみ利用可能となっていますが、交渉次第で外部の人間が借りられる場合もあります。メリットは、天井や壁があり、雨風が防げることです。基本的にマンションの入居者や契約者しか立ち入らない場所であるため、セキュリティレベルも格段に高まるでしょう。ただし、駐車場はマンション内での共有スペースとなるため、盗難やいたずらのリスクはゼロではありません。屋内といえども、バイクカバーをかけてチェーンをするなど、最低限の防犯対策は求められます。

屋外コンテナやバイク専用コンテナ

屋外コンテナやバイク専用コンテナを利用するという選択肢もあります。屋外コンテナは、一般的な荷物の保管のためのものですが、バイクガレージとして使用できるものも増えています。出し入れ用のラダーレールなどは自分で用意する必要があるでしょう。バイク専用コンテナとは、バイクを停める想定になっているもので、折り畳み式のバイクスロープやバイク用品が置ける収納棚が設置されているなど便利です。一つのコンテナにつきバイクを一台停められるようになっているケースが一般的です。施錠でき、防犯カメラがついているなどセキュリティ環境も整っています。ただし、あえてコンテナに入れるほどの高級なバイクがあると思われる可能性は否定できません。郊外のコンテナでは、念のためチェーンや複数ロックなど、防犯対策を万全にしておきましょう。

バイクショップ併設の駐車場

数は少ないですが、バイクショップ併設の駐車場もあります。バイクショップが敷地内の余ったスペースを駐車場として貸しているケースです。メリットはセキュリティの高さです。ショップ敷地内の駐車場であり、常に周りに人がいる環境であるため、盗難に遭うリスクはかなり低いでしょう。また、メンテナンスや修理をすぐにお願いできる面でも安心です。駐車場を展開しているショップはあまり多くありませんが、念のため近隣にないか探してみると良いでしょう。

バイク駐車場の探し方

バイク駐車場を探すときには、インターネットで調べるほか、人づて情報を得るアナログ方式の方法もおすすめです。具体的には、次の4つの方法があります。

サイトやアプリで検索する

もっとも手軽なのは、サイトやアプリで検索する方法です。バイク駐車場の位置や空き具合が調べられるサイトやアプリは数多くあります。エリアや月極料金の上限などの条件を決め、サイトで検索をかければ、数分程度で候補を絞り込めます。候補の駐車場への申し込みから、審査や契約までも比較的スピーディに進められるでしょう。注意点は、サイトやアプリの「空き状況」が、必ずしもリアルタイムで反映されているわけではない点です。たとえ、サイトやアプリで「空き」になっていても、駐車場は埋まっていることもあるため、候補は複数挙げておきましょう。後悔しないためには、現場に出向いて、自分の目で環境を確認することも大切です。忙しい場合は、インスタグラムなどのSNSに実際の画像や動画をアップしている人がいないか探してみましょう。

地元の不動産屋に相談する

地元の不動産屋に相談するのも手です。地元密着型の不動産屋の場合、ローカル情報に精通している可能性が高いでしょう。全国展開しているような大手では持っていない、耳寄りな情報を教えてもらえる場合があります。ネットに非掲載の情報が得られたり、場合によっては不動産屋の口利きで駐車場を融通してもらえるかもしれません。地元で長く商売をしている不動産屋をピックアップして、回ってみると良いでしょう。初対面では簡単には教えてもらえない可能性もありますが、ダメ元でも話を聞いてみる価値はあるはずです。

バイクショップで聞いてみる

地元のバイクショップに相談してみるのも良い方法です。前述のように、バイクショップによっては敷地内の空きスペースをバイク用の駐車場として貸し出しているケースがあります。貸し出しはしていなくても、そのときにスペースが余っていれば、相談次第では駐車場として貸すことを検討してくれるかもしません。また、駐車場を借りられなくても、「あそこの駐輪場には空きがある」など、業界関係者ならではの有益な情報を持っている可能性も考えられます。地元の不動産会社を回っても良い駐車場が見つからなかった場合には、近隣のバイクショップに直接聞いてみると良いでしょう。

バイク駐車場のあるマンションに直接交渉する

バイク駐車場のあるマンションは入居者の利用が基本です。ただし、空きがある場合には、交渉次第では入居者以外でも貸してもらえるケースがあります。手順は、まず不動産検索サイトで「バイク駐車場あり」の条件で、利用できる範囲内のマンションを検索します。良いところが見つかったら、マンションの管理会社に連絡を取り、貸してもらえないか交渉してみましょう。管理会社に怪しまれないためのポイントは次の2つです。「近隣で駐車場を探しているが良いところが見つからないため」という目的を明確に伝えること」「丁寧かつ低姿勢で聞くこと」です。多少遠回りにはなりますが、成功すれば、屋根付の環境の良い駐車場を利用できるようになるかもしれません。

月極のバイク駐車場を選ぶ際のポイント

月極のバイク駐車場を選ぶポイントは、「セキュリティ」「アクセスの良さ」「料金」の3つです。セキュリティが低いと、どうしても盗難やいたずらのリスクが高まります。防犯カメラがある、施錠できる、もしくは地球ロックができるなどセキュリティ対策がされているところを選びましょう。交番が近い、人通りが多い場所であるとさらに安心です。日常的に使うものである以上、アクセスの良さも重要です。遠いと利用するのが面倒になり、滅多に乗らなくなってしまう場合もあります。目安は、自宅から10分以内で行ける場所です。料金についてもシビアに見極めましょう。駐車場の料金は毎月発生するため、高すぎると借り続けること自体が難しくなります。初期費用や更新料の有無もよく確認しておきましょう。

特徴を知り自分に合ったバイク駐車場を選ぼう

月極のバイク駐車場には大きく4つの種類があり、それぞれに特徴があります。駐車場を選ぶ際は、料金だけでなく、セキュリティや立地なども踏まえて最適な場所を吟味することが大切です。「ドッとあーるコンテナ」のバイクガレージは、バイク専用のため出し入れしやすく、防犯カメラがあり頑丈なキーロックを施せます。月極のバイク駐車場を探している場合には、候補として見学してみてはいかがでしょうか。