貸倉庫の利用を検討する際、料金が気になっている人もいるのではないでしょうか。貸倉庫がある地域やサイズによって料金に差が出やすいことから、利用頻度なども考慮してどうすべきなのかを迷ってしまうこともあるかもしれません。そこで、本記事では貸倉庫の相場について解説するとともに、お得に利用するためのポイントについても紹介します。

貸倉庫とは

貸倉庫は収納を目的としてスペースを貸し出すサービスで、トランクルームやレンタル倉庫といった呼び方もあります。屋外にコンテナを並べた屋外コンテナタイプ、専用のマンションやビル内にスペースを区切って部屋状にしたうえで1室ごとに貸し出すビルインタイプ、屋内にコンテナを設置して荷物を収納するトランクルームタイプの3種類が主なものです。

こういった貸倉庫は、不動産賃貸会社が運営するものと倉庫会社が運営するものがあります。不動産賃貸会社運営の貸倉庫は、基本的に荷物の補償がされていません。ただ、24時間いつでも出し入れができるので便利です。一方、倉庫会社運営の貸倉庫は業者が荷物の管理責任を負っており、出し入れする際には業者立ち会いのもとで行う必要があります。そのため、利用に制限があるのが特徴です。

貸倉庫の利用で必要な料金の内訳と相場

貸倉庫を利用するためにはさまざまな費用がかかるため、こちらではその内訳と相場について解説します。

初期費用

貸倉庫の利用をする際の初期費用は必須で、内訳は一般的に月額料金と管理費の1~3カ月分、保証金、事務手数料などです。ただ、礼金や敷金がかかる場合もあるなど、どのような料金が初期費用にかかるのかは運営会社によって異なります。保証金や事務手数料が不要なところもあり、そういった場合はお得に利用開始できるでしょう。相場は月額料金の2~4カ月分ですが、運営会社によっては5倍近くかかるところもあります。初期費用は高額になりがちなので、契約前にあらかじめ確認をするほうが安心です。

月額料金

月額料金に関しては、その貸倉庫が屋外型なのか屋内型なのか、広さはどの程度あるのか、好立地であるかどうかなどによって異なります。一般的には、屋内型より屋外型のほうが安く、都心部のほうが地方より相場が高くなりがちです。具体的には、屋内型であれば1畳あたりで5000~1万5000円、屋外型は2000~6000円ほどが相場になっています。費用をできるだけ抑えたいのであれば、利用頻度や荷物の量にもよりますが、郊外の貸倉庫を利用することを検討するのも良いでしょう。

そのほかの費用

運営会社にもよりますが、契約期間が満了後、継続して利用する場合には更新料がかかるケースもあります。もし、期間満了後に継続して利用しない場合は早めに荷物をすべて出しておきましょう。すでに契約期間が終わっているのに荷物を預けたままにしていると、延滞料金が発生するからです。延滞料金は高額なことが多いので要注意です。解約する際の解約料は、運営会社によって必要か不要なのかが異なります。ただ、解約は月末固定になっているところが多いので、月初に契約解除をしたとしても1カ月分の料金を支払わなければなりません。さらに、料金の支払いを口座振込にしている場合は手数料が毎回かかります。

エリア別の月額料金相場

東京都心は土地代などが高額な影響から、ほかの地域より月額料金の相場が高くなっています。屋内型で1畳7000~8000円、2畳1万4000~1万6000円です。屋外型は屋内型より若干安く、1畳で5000~6000円、2畳で1万~1万2000円ですが、設備やそのほかのさまざまな条件によって変わります。地方の相場は屋内型でも1畳5500~7500円、屋外型で3500~5000円ほどです。東京都心以外でも、大都市の場合は料金相場が東京と同じ程度と考えておきましょう。

費用を抑えるポイント3つ

こちらでは、貸倉庫を利用する際の費用を、できるだけ節約するためのポイントを3つ紹介します。

キャンペーンを利用する

貸倉庫を運営している会社の多くは、利用料金が割引されるキャンペーンを実施しています。たとえば、Web契約をすると数千円の割引になったり、長期契約で事務手数料が無料になったりといったものがあり、キャンペーンの内容はさまざまです。なかには当月がフリーレントになり、短期間であっても割引対象としているところもあります。1カ月分が無料で利用できるというのは非常にお得で、年間で支払う総費用のことを考慮すると注目すべき点のひとつです。

対象部屋の使用料が数カ月間50%オフで利用できるものであれば、契約後の初年度は、年間費用を大幅に抑えることができるでしょう。仮に月額料金が5000円だった場合で6カ月間50%オフになると、通常ならば年間6万円かかるところ、キャンペーン利用で年間4万5000円と1万5000円分もお得になります。ただ、キャンペーンに関してはお得に利用するための適用条件が設定されていることも多く、それらの条件にあてはまる場合は利用するのがおすすめです。

荷物の量に合わせた広さを借りる

貸倉庫といっても、さまざまな広さがあります。広いスペースがあるものほど月額料金も高く設定されているのが一般的です。もし気に入ったという理由だけで選んでしまえば、荷物搬入後に思っていたよりスペースが余ってしまったということになりかねません。きちんと荷物量を考慮して広さを選んでいれば、月額料金もその分節約できるのでもったいないです。実際に預けたい荷物の量とそれに合った必要なサイズを考えたうえで、荷物の出し入れをしやすい広さにするのがポイントになります。

また、預けたい荷物量が多いのであれば都市部ではなく、あえて郊外の貸倉庫を選ぶのもひとつの方法です。土地代が都市部より安いところが多い郊外では、貸倉庫の利用料金も比較的利用しやすい金額に設定されています。そのため、広いスペースの貸倉庫をお得に利用できることがあるからです。ただ、今後預ける荷物が増えることが前提となっている場合は契約時から広いところを利用したほうが良いでしょう。荷物が増えるからとより広い貸倉庫に変更する場合、その都度初期費用が発生してしまうので経済的ではありません。

屋外型の2階が狙い目

費用面だけでいえば、屋内型より屋外型、しかも1階より2階以上のものを選ぶのがお得です。1階の場合は車から荷物を直接運び込みやすく、使いやすさという意味では充実しています。しかし、2階以上のものは重い荷物を階段やエレベーターなどを使用して運び込まなければならないので1階と比べて大変です。トランクルームの中の状態自体は1階・2階で変わりませんが、荷物の出し入れをする際の手間や時間を考えると、やはり1階のほうが利便性は良いといえるでしょう。そのため、2階以上にある貸倉庫は同じ広さであっても利用料金が安めに設定されているのです。

エレベーターがあれば、台車などを使って上の階に重めの荷物を運ぶことも可能です。頻繁に荷物の出し入れをする場合も、慣れてしまえば1階と2階の差を気にせずに利用できます。ただ、エレベーターがなく、階段のみで移動しなければならない場合、重い荷物を手で運ぶのは大変ですし、荷物量が多ければ何度も往復する必要があるので面倒だと感じ、利用頻度が落ちてしまう可能性もないとはいえません。そのような場合は利用のしやすさを重視し、1階の貸倉庫で比較的安価な利用料のところを探すほうがおすすめです。

貸倉庫ならドッとあーるコンテナがお得

貸倉庫の費用は運営会社によってさまざまで、A社にあるものがB社にはないといったこともあります。貸倉庫をお得に利用するためにも、あらかじめ費用面については確認をしておくことが大切です。たとえば、「ドッとあ~るコンテナ」ではキャンペーンを実施しており、Web契約や長期利用で割引されるなど経済的に利用できます。貸倉庫の利用を検討している場合は、まず問い合わせてみましょう。