初期費用が少なく高利回りが期待できることで注目されているトランクルーム投資。一般的な不動産投資では3~5%が目安とされていることが多いなか、トランクルーム投資では20%以上の投資利回りが期待できるといわれています。今回の記事ではトランクルーム投資の初期費用や利回りの目安について解説します。

トランクルーム投資の初期費用はどのくらい?

屋外型トランクルームの場合

屋外型トランクルームの場合は、空き地にコンテナを設置して利用者に収納スペースとして貸し出します。土地の広さや設置するコンテナの数にもよりますが1000万円前後が初期費用の目安となります。

屋内型トランクルームの場合

屋内型トランクルームの場合、建物内のスペースをパーティションなどで区切ることで小さい収納スペースとして貸し出します。トランクルームの事業規模にもよりますがパーティションなどの躯体費用、設置工事で約300~600万円程度が相場と言われております。もし内装工事が必要な場合は内装工事費が追加で必要となるため実際は屋外型と同じように1000万円前後の初期費用が掛かることも少なくありません。

トランクルーム投資の利回りは?

利回りの計算には表面利回りと実質利回りがあります。

表面利回り

表面利回りとは、不動産の広告や物件情報に記載されることが多いのはこの表面利回りです。

計算方法は以下の通りです。

表面利回り(%)=年間家賃収入÷物件購入価格×100

例えば、トランクルーム投資の初期費用が1000万円で年間の家賃収入が360万円(月30万円)として計算すると、

360万円÷1000万円×100=36%(表面利回り)

上記の物件の表面利回りは36%となります。

表面利回りは年間の家賃収入と初期費用(物件価格)の2つの数値のみで算出することができるので簡単に不動産収益の目安を把握することが可能です。

実質利回り

表面利回りが年間の家賃収入と初期費用だけで計算されるシンプルな指標に対して、実質利回りは、不動産投資を継続するためにかかる月々の経費などを考慮して算出します。

実質利回りの計算方法は以下の通りです。

実質利回り(%)=(年間家賃収入-年間運営経費)÷物件購入価格+100

こちらもトランクルーム投資に置き換えて算出してみます。

先ほどと同じように、

・初期費用1000万円

・年間家賃収入360万円(月30万円)

・年間運営経費72万円(月6万円)

の場合、実質利回りは以下のような計算になります。

(360万円-72万円)÷1000万円×100=28.8%(実質利回り)

今回計算した経費としてはトランクルームの管理費、電気代、清掃費等を考慮して月6万円で算出しており土地代は考慮しておりません。トランクルーム投資はランニングコストが少ないことがメリットの一つとなります。土地代がかからない自己所有の物件でトランクルームを経営する場合は実質利回りでも20%以上の利回りで運用することが可能になります。

もし自己所有の物件ではなく土地やテナントを賃貸してトランクルームを経営する場合は年間運営経費に土地代が上乗せされることになります。

土地、テナントを借りて始めるトランクルーム投資の実質利回りは?

自己所有ではなく土地やテナントを借りてトランクルームを経営する場合の実質利回りはどのようになるのでしょうか。

先ほど例に挙げた物件の年間経費に土地代を計上して算出してみましょう。

・初期費用 1000万円

・年間家賃収入 360万円(月30万円)

・年間運営経費 72万円(月6万円)

・年間土地賃貸料 120万円(月10万円) ※坪単価1000円想定

の場合、実質利回りは以下のような計算になります。

(360万円-192万円)÷1000万円×100=16.8%(実質利回り)

もちろん土地代がかからない場合と比較すると利回りは大きく低下しますが、土地を借りてトランクルームを経営する場合でも実質利回りで10%以上の利回りで運用することが可能です。

高利回りのトランクルーム投資、ドッとあーるコンテナにご相談ください。

今回はトランクルーム投資の初期費用や利回りの目安についてご紹介しました。もちろんトランクルームの規模や立地条件、集客状況によって収益は大きく変わりますが他の不動産投資よりも高い利回りが狙える投資手法です。

ドッとあーるコンテナではトランクルーム投資が初めての方でも安心の各種プランのご案内、トランクルームの集客サポート、投資物件のご紹介などを行っております。トランクルーム投資をご検討の方はぜひドッとあーるにご相談ください。