アパートやマンションを借りるには、保証人が必要な場合もあります。保証人が決まらないため契約が進まない人もいるでしょう。一方、トランクルームの場合はどうでしょうか。こちらは保証人不要だと聞いたことがある人もいるかもしれません。はたして、トランクルームの利用に保証人は必要なのでしょうか。ここでは、保証料に関する内容や、利用料を延滞した場合なども含めて解説します。

賃貸契約における保証人とは

トランクルームは、自宅に収納しきれない荷物の置き場所や、引っ越し荷物の一時保管場所としても重宝されています。また、趣味のアイテムやスポーツ用品などを保管するなど、いろいろな用途で活用することが可能です。このように、トランクルームは大変便利な存在ですが、利用するためには賃貸契約を結ぶ必要があります。ちなみに、賃貸契約はアパートやマンションを借りるときに結ぶものです。トランクルームを借りるときも、アパートやマンションと同様の手続きが必要であることを念頭に置いておきましょう。

賃貸契約に際して保証人を求められることが少なくありません。賃貸契約における保証人とは、借主が家賃を払えなかった場合、借主の代わりに支払いをする人のことです。その対象には、住宅の設備を壊して弁償できない場合も含まれています。保証人を依頼する場合、親や子など身近な人が一般的です。ただし、保証人には安定した収入があり、借りる物件に見合う支払能力を持っていることが条件になります。保証人を決めるときは、それらを満たす人でなければなりません。年金収入も安定した収入ですが、年金額が少ない場合は保証人になれない可能性もあるのです。

トランクルームは保証人不要?

賃貸契約に際して保証人を求められることが多いため、トランクルームの借入にも躊躇する人がいるかもしれません。もし、利用料が払えなかった場合、保証人への迷惑が避けらないからです。それ以前に、保証人が見つからない人も少なくないでしょう。保証人候補者がいても、その人との関係を良好に保ちたいために依頼をためらう人がいるのが現実です。保証人は親や子、兄弟姉妹に依頼するケースが一般的です。しかし、少子化などの影響もあり、保証人を頼める人が限られてきます。また、保証人を頼める身内や知り合いがいない人も多いため、賃貸契約の障壁になることもあるでしょう。

しかし、トランクルームの場合、契約時の保証人探しで苦労することが少なくなっています。実際、保証人不要で借りられるトランクルームが増えているからです。「ドッとあーるコンテナ」もその一つで、保証人不要でトランクルームを借りることができます。もちろん、自分一人だけで借りられるものではありません。借入に際しては、第2連絡先として親族の方への連絡先が必要です。こちらは、緊急連絡先の役目を持つことを知っておきましょう。なお、トランクルームの契約に保証人不要とされる背景には、アパートやマンションの家賃よりも料金が安いことが挙げられます。

無職や専業主婦でもトランクルームを借りられる?

トランクルームは保証人不要で借りられることが多いことがわかりました。その結果、保証人探しをしなくてもよいなどのメリットもあります。ただし、トランクルームの契約に際しては、しかるべき審査を受けなければなりません。もし、借主に支払い能力がなければ借りられない場合があるのです。アパートやマンションほど厳しくないとはいえ、トランクルームを借りるためには審査が避けられません。

審査が必要なことから、無職や専業主婦の場合はトランクルームが借りられないのではないかと考える人も多いでしょう。本人に収入がないので当然といえば当然かもしれません。しかし、保証人を立てることで無職や専業主婦の場合も利用が可能です。「ドッとあーるコンテナ」のように、身内で現職の人が第2連絡先となることで利用が可能な場合もあります。ただし「ドッとあーるコンテナ」の場合、家賃保証会社への加入が必要になるケースもあります。無職や専業主婦の人はもちろん、トランクルームを利用する際には、トランクルーム会社が定めた条件をしっかり確認しておきましょう。

家賃保証会社への加入について

トランクルームを借りるメリットとして、保証人が不要なことが挙げられます。ただし、借主の支払い能力の有無によっては、家賃保証会社への加入が必要にこともわかりました。もちろん、トランクルームの業者やタイプにもよります。ここでは、家賃保証会社の加入に関して解説していきます。

保証料の相場

まず、保証料について把握しておきましょう。保証料とは借主が家賃保証会社に支払う料金のことです。家賃保証会社を利用するためには、当然支払わなければなりません。ただし、保証料を払って終わりではありません。保証料の対象となる範囲は、あくまでも金銭面だけだからです。それ以外のトラブルが起きたときは、自力で解決する必要がでてきます。

保証料の相場も気になるところです。こちらは、月額使用料の0.5~1カ月分程度が多いとされており、支払い方法は家賃保証会社によって異なります。また、トランクルームの利用が長期にわたる場合は、更新手続きも視野に入れておきましょう。ちなみに、契約更新は1年または2年ごとで、その際には1万円前後の更新料や保証料がかかります。もちろん、トランクルーム会社によって異なることはいうまでもありません。

保証人との違い

家賃保証会社と保証人との違いについて理解することも重要です。保証人とは借主が料金(家賃)を払えなかったときに代わりに払ってくれる人です。その後、保証人への弁済方法は当事者同士できちんと話し合う必要があります。しかし、話し合いがスムーズにいかないなどの理由から、双方の人間関係に亀裂が生じることも少なくないのです。

家賃保証会社を利用した場合、借主が料金を払えなかったときに借主の代わりに支払ってくれる点では同じです。しかし、その後、家賃保証会社は借主に対して督促を行います。つまり、保証料を払ったから滞納しても大丈夫ではないのです。本来、借主が支払うべき料金なので、家賃保証会社にきちんと返済していかなければなりません。たとえば、車を傷つけた場合は車両保険での補償が可能ですが、それと同じように考えないようにしましょう。

料金を滞納した場合

家賃保証会社に加入することで、料金を立て替えてもらえることがわかりました。その結果、料金の滞納でトランクルーム会社に迷惑が及ぶことが避けられます。そこで気になるのは保証人がいない場合です。もし、保証人なしでトランクルームを借りた人が料金を滞納した場合はどうなるのでしょうか。ここでは、その点について解説していきます。

延滞金の加算

トランクルームの料金を滞納すると延滞金が加算されます。具体的な金額は会社によっても異なりますが、かなり高額になるとの覚悟が必要です。もちろん、滞納分の料金も支払わなければなりません。借主のなかには、支払い日を忘れている場合もあるでしょう。しかし、支払う意思を持っている場合でも延滞金を請求されることがあるので、料金を遅延しないように注意が必要です。

保管物の処分

トランクルームの利用料を払わないでいると、保管物を処分される可能性がでてきます。「標準トランクルームサービス約款」(国土交通省)において、寄託物の引取りの催告から寄託物の処分が可能になる期間は3カ月とされています。つまり、トランクルーム会社からの引き取り勧告を無視して3カ月が経過すると、借主の荷物はトランクルーム会社が処分してもよいことになっているのです。もちろん、使用料を滞納しなければ契約解除や保管物を処分される心配はありません。利用料を口座引き落としにしている場合は、定期的に口座残高を確認するようにしましょう。

料金を滞納してしまった場合の対処法

トランクルームを利用するためには、料金を滞納しないことはいうまでもありません。そのためには、口座引き落としを選ぶのもよいでしょう。ただし、残高不足で引き落とし不能になることもあるので油断大敵です。また、金融機関での手続き状況によっては、手続き完了まで時間がかかることも念頭に置いておきましょう。

料金滞納に気付いたときは、速やかにトランクルーム会社と連絡を取ることが重要です。荷物の状況や滞納した使用料、延滞金について問い合わせましょう。こちらから問い合わせることで、料金の振り込みなど、支払い方法を教えてもらうことができます。その後は、指示に従って速やかに対応することが重要です。もちろん、トランクルーム会社からの引き取り勧告が届いた場合、無視することはよくありません。対応が遅れた分だけ延滞金が増えるなど、不利な点が少なくないからです。そうならないためには、少しでも早く対処する必要があります。

トランクルームは保証人不要!気軽に利用しよう

トランクルームは保証人がいなくても利用することができます。利用には審査が必要ですが、無職や専業主婦でも利用可能なことも大きな魅力です。トランクルームと契約するときは、サービス内容にも注目しましょう。「ドッとあーるコンテナ」は即日利用や月の途中からの利用も可能です。ウェブ契約でお得になるキャンペーンもあるので、これを機に利用を検討してはいかがでしょうか。