愛知県名古屋市中村区のエリアでは、最小0.6帖から最大10.1帖までの広さのトランクルームがあります。中村区は、面積16.3平方キロメートル、人口約13.4万人の名古屋市16行政区のうちの一つです。区内は、中部地方交通の要である名古屋駅を含み、特に名古屋駅西側のエリアを広範にカバーしているのが特徴です。中村区の東部に当たる名古屋駅周辺は超高層ビルが立ち並び、中部経済の牽引役、大都市名古屋を象徴する光景を見ることができます。その一方、名古屋駅南西部、笹島地区はかつてのドヤ街が広がっていたエリアで、徐々に開発が進みつつある現在でも昭和テイスト漂う雰囲気を残しています。多くの行政区から構成される名古屋市ですが、中村区ほど未来的で華やかな一面と、昔懐かしい庶民的な一面を併せ持った地域は他に見当たりません。
中部エリア鉄道網の中枢である名古屋駅には、東海道新幹線をはじめ、東海道本線、中央本線、関西本線といった在来線、名鉄名古屋線、近鉄あおなみ線などの私鉄、さらには市営地下鉄の各路線が通っており、通勤・通学や観光などの利用客が途絶えることはありません。路線のみならずバス交通網も発達しており、名古屋駅バスターミナルからは名古屋市営バスが多方面へ運行。また、名鉄名古屋駅の上階にある名鉄バスセンターは日本初の本格的バスターミナルとして知られ、東は仙台、西は福岡まで、名古屋と日本各地を結ぶ高速バスが発着しています。このように、鉄道・バス共に充実した交通事情ですが、名古屋駅至近には名古屋高速都心環状線へのインターチェンジがあり、自動車移動にとっても利便性の高い環境が整っています。
名古屋駅に直結したJRセントラルタワーズは、大規模開発を経て1999年に完成、名古屋市中村区のランドマークとなった超高層複合施設です。ビル内は、高級ホテル、百貨店やレストラン街、多目的ホールやオフィススペースなどで構成され、その広大な床面積と一日の利用者数の多さから複合立体都市と形容されることもあります。中村区西寄りの観光スポットとしては、明治期創建の豊國神社をメインに整備された中村公園がおすすめです。1周600メートル程の遊歩道は散歩に最適、園内は池が多く日本庭園ならではの光景を楽しみながら散策できます。同公園内には、神社のほか中村図書館や秀吉清正記念館といった施設もあります。
名古屋市の西部に位置する中村区は、縄文時代は海だったと考えられており、木曽川や庄内川より運ばれた土砂が堆積することで陸地が形成されてきました。そうした事情から同エリア内には丘や山のような地形がなく、低地稲作農業を行う農村が広がりを見せます。行政区としての呼称は複数の変遷を繰り返していますが、1937年、当時の西区全体と中区の一部を合わせて「中村区」を新設。さらに、1944年に区境界を関西本線に合わせるよう修正したことで現在の中村区ができあがりました。1960年前半には区の人口増加が一時ピークを迎え、20万人台にまで到達しています。
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